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その時その時嵌まっているゲーム、アニメ、漫画語りや、日常のグダグダをたらりたらり、もたりもたりと。

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空腹

「ねえ、どうしてそんなに食べてるの?」
少女に聞かれ、女は手を止めた。咀嚼したものをごくり、と嚥下する。
「ねえ、どうしてそんなに食べてるの?」
もう一度聞かれ、女は自分の手を見る。そこには、自分が無心に食べていたモノ。いや、掌だけではない。そこかしこに女が食い散らかした残骸が転がっていた。
はて。自分は何故食べ続けているのだったか。
「…食べていないとお腹が空くからだよ」
ボソリと言って女はまた口に運ぶ。がじゅり、がじゅりと耳障りな咀嚼音が響く。
女は常に不安に憑りつかれていた。
食べ続けなければ自分を保てなかった。
不安
不用品
不安
不良品
不安
悪い子
不安
否定
不安
愛Iアイ哀藍
不安
空白
不安
不安
不安
食べている間は不安が薄らぐ気がした。
「ふーん。じゃあ、こっちにくれば良いよ」
と、少女が空を指差すと、そこに扉が現れた。それは女が今まで見たことの無い、まばゆい光を放っていた。
嗚呼
それはなんだ。
見た事も無い。
美味しそうだ。
その扉の向こうには、私を解き放つなにかがありそうだ。
女は持っていたモノを容易く放り投げ歩き出した。
べちゃり。
モノが地面に落ちても見向きもしなかった。
数秒前まであれほど執着の対象だったのに!
女は歩く。少女と。
少女の顔に陰惨な笑みが浮かんでいることにも気付かず、夢遊病のように。
そうして
扉は閉ざされた。



種明かし。
ニーアAが手に入った時の喜びをニーアっぽく書いてみた。
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プロフィール

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漫画、アニメ、ゲーム
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お読みいただきありがとうございます。

どうでもいい日常の事や、嵌まっている漫画やアニメ等の事を書き散らかしていきます。

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